大自然への畏敬、人体の不思議。

ほんとうに便利な世の中になりました。何から何まで、すべてが科学技術のお陰です。そして、医療技術によって多くの病気が克服され、安心、安全な生活の中にあり、長寿大国日本の今があります。

 

科学技術は、私たちにの活動の自由と安全性、快適さ、便利さを与え、さらに娯楽性までも拡大してくれています。

でも、そこまで自由が必要なのかと思います。ある意味気ままな快適さを助長しすぎ、社会そのものが自然に反して、私たちの私利私欲、自我我欲を広げていように感じるからです。

どれほど技術革新がなされようと、私という存在は、自然のシステムそのものだからです。医療によって確かに病気がなくされました。でもどこか腑に落ちない。どれだけ医療が発展しようと、大自然をコントロールできない。自然の意志に寄り添って初めて人間は、人類は、そのはたらきをしてゆけるものだと思います。

 

人体というものは、小宇宙そのものであり、人間の意のままにコントロールはできない側面も多く抱いているでしょう。自然には意志があることをまず、知ることからでしょう。

外科手術、新薬、その他の革新的な医療技術がニュースで紹介され、不治の病いが克服されたり、また克服されるような期待感を与えられようとも、私たちは、自分の意志や努力が必要なのかと思います。簡単に言うと、体操や歩行運動、食事の調節や制限、あるいは、断食という意志の力を使うことの方が、健康維持や病いを癒すことの近道となると思うのです。お医者さんの言うがままに薬を飲んで、栄養学に沿ったバランスのいいお食事をしていれば、健康維持ができるのでしょうか?、本当にそれでいいのでしょうか?

人体は大自然そのものです。大宇宙に対しての小宇宙だからです。未知なのです。

もちろん、科学技術、医療技術の発達があるからこそ、大勢の生命が助かっています。その反面、寝たきり状態の老人問題や、薬漬けの患者さんの問題もあり、健康寿命の問題は私たちに突き付けられたままです。

 

●先日の講習会の話。ある80代の男性の話。

 

この方は、社会や他人に対してかなり批判的な方でした。正論の強い頑固親父タイプです。十数年前に、大腸がんと診断されて手術を受けることになりましたが、主治医からの説明を受けていたとき、腹が立ってしまい、手術の日をすっぽかされます。「何があったのですか?」と尋ねると、その若い主治医が手術ができることがうれしくって仕方がない…という素ぶりが明らかに見えたので、腹を立ててしまったとのことでした。ただ、大腸がんの病状はそのままです。便が出ない状況まま。そんなときに突然、あるサプリメント(お茶の視聴品)が投函されます。それにより、詰まっていた便が出て、大腸が元気なったとのことです。ご本人曰く、「もうびっくりした。驚いた。まるで神様が届けてくれたようでした」と、上のほうを指さしながら語られます。「きっと、病院の情報がサプリメントの会社に横流しされているんですよ」と別の参加者の一言。 笑いながらも不思議なタイミングでの不思議なお茶が届いて、その後も一切の医療を受けることなくお元気でおられるのです。

●飽食の時代の到来

 

たしかに、科学技術の発達により便利で快適で、さらに娯楽性に富んだ生活を私たちは営んでいます。

世界各国の美味、珍味を簡単に食することができる私たちは、まるで一昔前の金持ちが楽しんだ食生活を営んでいるようにさえ思います。

また、スマホがあれば、退屈な時間はいつでも娯楽の時間になります。快適で、快楽的な生活を十分に手に入れることができる時代の中にあります。それでも私は科学技術による人生の充実よりは、自然が優先されるほうを選びます。やはり人間帰るべきところは自然の懐ではないでしょうか。私たちの生活にも自然のみずみずしさや豊さに接することが大切に思えます。

 

結局というか、究極というか、現代の科学技術の進歩は、いつかは自然を乗り越えることができない限界を見出すように思えます。人間の幸せは悠久の昔より同じであり、どこにでもあるありふれた人間の絆だと思うからです。科学は逆に、人間が自然の中にあることが一番大切であることをいずれ明かすのではないかと思うのです。人間の自我の思いどうりになる自由でなく、自然の中に溶け込む生活への回帰へと向かうと思う…その理由の一つは自然食である酵素玄米を日々いただくことで感じるようになりました。

身体の営みへの理解と食事、また生き方そのものがいつの時代にもあった豊かなつながりに向かうのでしょう。好き放題の食生活によって病気になるからこそ、大切なモノを得られる不思議だと思います。

●長岡式酵素玄米への感謝を語る女性

 

九州の佐賀県の方から電話をいただきました。酵素玄米の管理の仕方についての問い合わせでした。数年前に亡くなった叔母さんから酵素玄米ご飯の伝承を受けて、さらに詳しいことが知りたいとのことでした。その叔母さんは、104歳まで生きられたそうです。口癖は、「長生き、健康管理は、酵素玄米だ」とのことでした。お亡くなりになる寸前は、若干の認知的な症状もあったそうですが、それ以外は全くの健康だったとのことでした。酵素健康法の素晴らしさを実感いたしました。酵素玄米をたべるということは、自然と簡素な食生活に回帰してゆきます。身体が大自然の一部であることを感じる日々を送ることになると思います。さらに、私たちをとりまく、宇宙や自然や人々、また、身体の各臓器の不思議などなどを考えるようになります。なんというのでしょうか、感謝の思いが以前よりは育まれるかと思います。

そんな感謝の思いを語り、伝えるためにこの日、お電話をくださったように思いました。